スイミングスクールは「体が丈夫になる」「全身をバランスよく鍛えられる」などの理由から、人気が高い習い事のひとつです。子どもにスイミングを習わせたいと考えるとき、まず気になるのは月謝なのではないのでしょうか。
スイミングスクールでは、月謝以外にも消耗品費やスクールバスの料金など、さまざまな費用がかかることが多いです。実際に入会してから慌てることがないように、入会前に費用の相場を知っておくことは大切です。
この記事では、スイミングスクールの月謝の相場や、月謝以外にかかる費用の目安などを紹介しています。子どもの習い事としてスイミングスクールを検討する場合に、知っておくと安心できる内容です。
この記事でわかること
- スイミングスクールの月謝は教室により異なりますが、7,000~10,000円が相場です。
- スイミングスクールの月謝は、コースや年齢によって異なります。
- スイミングスクールによっては、指定用品代や暖房費などがかかる場合があります。

スイミングスクールの月謝は7,000~10,000円が相場
スイミングスクールの月謝は、7,000~10,000円が相場です。ただし、スクールごとに設定金額が違うだけではなく、コースや子どもの年齢、通える回数などによって月謝が変わります。
たとえば、年齢やレベルが上がるとともに月謝も高くなる傾向があります。スクールによっては必ずしも10,000円以内で済むとは言い切れませんが、目安として参考にしてみてください。
コースや年齢によって異なる
スイミングスクールでは年齢別でコースが分けられていることが多く、コースごとに月謝が異なります。
未就学児のなかでも2~3歳と4~5歳のクラスが設定されているほか、小学生も低学年と高学年で別クラスとしているところが大半です。
さらに週に何回通うかで月謝が変わり、週1~3回まで選べるスクールもあります。通える回数が増えると月謝も高くなることがほとんどです。たとえば週1回クラスが10,000円である場合、週2回クラスでは13,000円になり、3,000円程度月謝が上がる例が見られます。
ほかにスクールによって設定されているコースは、生後4カ月以降の赤ちゃんが親子で参加できる「ベビースイミング」や、国内外の競技大会の出場や入賞を目指す「選手コース」、選手を目指す「育成コース」などです。
選手コースや育成コースは、一般的な幼児や小学生コースよりも月謝が高くなる傾向があります。たとえば通常のジュニアクラスの月謝が7,000円である場合、準選手コースや選手コースにレベルアップすると10,000~12,000円程度に月謝が高くなることも覚えておきましょう。
通える回数や年齢、レベルによる月謝の違いはスクールによって変わるので、入会前に確認しておく必要があります。
月謝以外に必要なスイミングスクールの費用

スイミングスクールでは、月謝以外にも費用がかかります。どのような費用が必要なのか、詳しく紹介します。
入会金・事務手数料
スイミングスクールの入会時には、「入会金」や「事務手数料」が必要なケースがあります。入会金や事務手数料とは、スクール入会時に一度だけ支払う費用です。
スクールによってはかからないこともありますが、2,000~5,000円くらいが目安です。なかには、キャンペーンや知人からの紹介で、入会金や事務手数料が無料になることもあります。適用条件を満たしているか確認してみてください。
入会金は無料でも「会員証発行手数料」や「登録料」が必要なケースもあるので、問い合わせて確認してみましょう。
年会費
月謝や入会金とは別に、年に1度支払いをする「年会費」がかかるスイミングスクールもあります。
年会費は不要なスクールもありますが、必要な場合の目安は3,000円前後です。
1年に1回の支払いなので、毎年の入会月もしくは年度初めに支払います。たとえば1月に入会した場合には、毎年1月に年会費の支払いが発生するケースと、入会月にかかわらず年度初めの4月に支払うケースとがあります。
水着やバッグなどの指定用品
スクールによっては、指定用品の購入が必要な場合があります。指定用品とはスクールが指定するグッズのことで、オリジナルのスクールバッグや水着、スイミングキャップなどが該当します。
指定用品の購入が必須のスクールでは、サイズアウトしたり破れたりした場合には、その都度新しいものを購入しなければなりません。
成長が早い時期はこまめな購入が求められることもあるため、あらかじめ予算を知っておくと安心です。
スイミングスクールによって値段は異なりますが、各用品の価格の一例を紹介します。目安として参考にしてください。
▼指定用品代(税込)
- 水着:約3,000~5,000円
- スイミングキャップ:約1,000円
- バッグ:約4,000円
- フィックス※1:約3,000円
合計:約11,000~13,000円
※1 幼児が腕につけるスイミングの補助具。3歳くらいまでの乳児および幼児に必要なケースがあります。
指定用品が必要な場合は、入会時にすべて購入することが一般的です。指定用品がなく各自で用意したものを使用できるスクールもあるため、検討中のスクールで購入が必須となる指定用品を確認しましょう。
指定用品以外のアイテム
スイミングスクールに通うには、指定用品以外のアイテムも必要です。ゴーグルや体を拭くタオルは、どのスクールでも用意しなければならないアイテムです。
スクールの指定用品でない場合は各自で準備したものを使用できますが、年齢やサイズが変わると買い替えが必要です。
ゴーグルとタオルは、それぞれ各2,000円程度を予算として考えておくとよいでしょう。
ほかにもレッスン後に被るキャップタオル、ゴーグル用の曇り止めなど、あると便利な道具もいずれ必要になるかもしれません。
スクールバス料金
スイミングスクールのなかには、スクールバスで自宅や学校の近くまで送迎してくれるところもあります。
週に何回通うかにより金額は異なりますが、スクールバスを利用する場合は毎月1,000~3,000円程度の料金がかかります。
スクールによって送迎バスが無料のところや、バスの運行がないところなど、状況はさまざまです。希望するスクールのバス運行状況をチェックしておきましょう。
暖房費用
スイミングスクールによっては、11~4月の冬期期間に暖房費がかかることがあります。コースによって異なりますが、200~600円程度を月謝に追加して支払わなければなりません。
指定用品費用やバス代と比べると大きな負担ではないように感じますが、毎年1,200~3,600円ほどの出費になります。
光熱費の変動により、金額が改定される可能性もあることを知っておきましょう。

よくある質問
Q. スイミングスクールの月謝の相場はどれくらいですか?
A. スクールや地域により異なりますが、7,000~10,000円が相場です。ただし、1週間で通う回数や年齢、コースなどで月謝は異なります。未就学児から小学生に上がったときや、レベルが上がるときに月謝が高くなる場合もあるので、スクールごとの料金を確認しましょう。
Q. 選手コースの月謝はどれくらいかかりますか?
A. 選手コースの月謝は一般的なコースよりも高額になる傾向があります。スクールにより異なりますが、相場は12,000円以上であることが多いです。選手コースになると練習頻度も高くなり、週2~3回以上になることもあります。
Q. ベビースイミングの月謝はどれくらいですか?
A. ベビースイミングの月謝の相場は、5,000~10,000円前後です。ベビースイミングは、生後4か月~3歳くらいの乳児や幼児を対象としたスイミングクラスで、親子で参加できます。
Q. スイミングスクールでは月謝以外にどのような費用がかかりますか?
A. スイミングスクールでは、月謝以外にも以下のような費用がかかります。

- 入会金や事務手数料
- 年会費
- スクールが指定する用品
- 指定はされないが必要な用品
- スクールバス料金
- 冬のみ暖房費用
特に入会時は、水着など必要なものをそろえるため、ある程度まとまったお金が必要となります。
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