野球の練習には、バット、グローブ、シューズなど基本的な道具も必要です。下記は、軟式野球に使用する道具の費用をまとめた表です。<・p>
■軟式野球に使用する基本的な道具と費用目安
▼道具と費用目安
・バット :約10,000~20,000円
・グローブ:約10,000~20,000円
・トレーニングシューズ:約10,000円
・スパイク:約10,000円
・アンダーシャツ:約1,000~2,000円
・アンダーストッキング(野球用靴下):約1,000円
・スポーツバッグ:約5,000~8,000円
・バッティング手袋:約1,000~2,000円
合計すると道具一式で、約48,000~73,000円です。できるだけコストを抑えても、最初は5万円以上かかることが想定されます。バッグなどは、チーム指定のものを購入することもあるので、初期費用は多めに用意しておくと安心です。
また、冬になると、ベンチコートやグラウンドコートといった防寒具も必要になるかもしれません。防寒具の相場は10,000円前後です。
ほかにもインナーやソックス類は、1年間に何度も買い替えることが予想されます。シューズもランニングやトレーニングに使うアップシューズと、試合用のスパイクを使い分けるので、成長に伴って2足を買い替えなければなりません。
チームによってはバットやグローブの貸し出しをしてくれることもありますが、自宅で練習する場合や、子どもの体に合うものが欲しい場合には購入することになるでしょう。
道具はネットで安く揃えるという手段もありますが、チームの方針次第ではブランドや店舗を指定される場合もあります。
スポーツ保険料
スポーツ保険は、練習中や試合中にケガをした場合、またほかの子どもにケガをさせてしまった場合などに補償を受けられる制度です。
少年野球チームでは団体で加入していることが多く、万が一に備えて入団の際に加入を求められる可能性があります。スポーツ保険料はチームによって異なりますが、年間で1,000~2,000円前後が目安です。
なかには、スポーツ保険料込みで月謝を徴収するチームもあるので、はじめに確認しておくとよいでしょう。
遠征費・合宿費
チームによっては遠征や合宿を行うこともあります。遠征や合宿の際は、場所にもよりますが、1回10,000~20,000円程度の費用が必要になる可能性があります。遠方の場合は、さらに高額になることもあるかもしれません。
遠征費とは、チームが別の地方へ遠征したり、全国大会へ出場したりする場合にかかる費用です。遠征地にいくための燃料代や高速道路料金などがかかります。
また、長期休暇のイベントとしてチームワークを高めるために合宿を行うことがあります。その際の宿泊費用や食事代が合宿費として徴収されます。
イベント費用
お花見やバーベキューといった季節のイベント、レクリエーションを行うチームもあります。これらのイベント費用は都度参加費を集金しますが、金額はイベントによって異なるでしょう。
チームによっては、1年に1度徴収するイベント費用や、年会費として集められているケースもあります。親同士の交流が多いチームでは、飲み会やランチ代などの交際費が発生することもあるかもしれません。

軟式野球と硬式野球に費用の違いはある?
軟式野球と硬式野球では、硬式のほうが道具、会費ともに高めに設定されていることが多いです。
硬式野球であるリトルリーグの場合、月謝ではなく「リーグ費」と呼ぶこともあります。リトルリーグでは少年野球チームよりも月謝は少し高めで、月謝とは別に父母会費を支払う場合もあるでしょう。
軟式野球と硬式野球の違いは、使用するボールやプレーの感覚だけではなく、道具にも差が出ます。グローブは、軟式用と硬式用で素材が違っており、硬いボールを捕球できるよう作られている硬式のほうが高価であることが一般的です。
検討しているチームが硬式か軟式かは、チームのWebサイトで確認できます。プレースタイルだけでなく費用面にも違いがあるため、事前にチェックしておきましょう。
野球を習うメリット

習い事に野球を選択することで、子どもにとってのメリットはたくさんあります。
礼儀やマナーを身につけられる
野球を習うことで、コーチや監督、仲間、試合相手に挨拶をしたり、ボールを拾い返してくれた人に帽子を脱いで頭を下げたりなど、挨拶や礼儀を身につけられます。
野球チームや教室には、小学生低学年から高学年が所属しているため、上下関係を理解できるようになることもメリットのひとつです。
野球はチームプレーのスポーツであり、大人や先輩と関わる機会が多いため、子どものうちから身につけておきたいマナーを学べます。
心身の成長につながる
野球を継続的に習っていると、野球の技術だけではなく基礎体力が身につきます。運動をする機会が少ない子どもにとっては、定期的に体を動かす機会になるでしょう。
野球はチーム競技なので、チームメイトとコミュニケーションを取り、団結力を高めることが求められます。そのため、協調性やコミュニケーション能力の向上も期待できる習い事です。
友達が増える
野球チームや教室に通うことで、近い年齢の子どもと友達になるきっかけができます。
小学校の野球チームであれば、チームメイトは同じ学校の子どもが中心ですが、近隣の小学校から通っている子どもも少なくはありません。
ほかにも学校区に関係なく加入できる少年野球チームや野球教室なら、ほかの学校の友達、年齢の離れた友達ができる可能性もあるでしょう。
校外にも交友関係が広がり、習い事が楽しいと感じられるきっかけにもなるかもしれません。

野球を習うデメリット

習い事に野球を選ぶデメリットも考えられます。あらかじめどのようなことがデメリットとなる可能性があるかを知っておき、対策しておくと安心です。
勉強やほかの習い事との両立が難しくなる
野球の練習は、放課後の時間帯や土日に行うことが一般的です。特に習い始めは慣れないこともあり、宿題をする時間がとりにくくなったり、勉強する時間が遅くなったりすることも考えられます。
練習回数の多い強豪チームである場合やほかにも習い事をしている場合には、野球と勉強、あるいはほかの習い事との両立が難しいと感じられる可能性があります。
宿題の時間を確保するのも難しい状態では、子どもの心身の負担が大きくなってしまいます。子どもが無理なく続けられるように、できるだけ親がサポートをしましょう。
家族との時間がとりにくくなる
放課後や土日に練習するチームの場合、家族との時間がとりにくくなることもあります。
チームによっては、休日の朝から夕方まで練習することもあるでしょう。特に春から夏の終わりにかけて試合が多くなるシーズンは、家族そろっての外出が難しくなるかもしれません。
土日も休みなしの状態が続くと、子どもの負担も大きくなりがちなので、加入する前に練習頻度や時間を確認しておきましょう。
チームによっては親の負担が大きい
チームによりますが、保護者が当番を任されることもあります。特に少年野球チームでは、会計係やチーム運営係、試合の際のスコア付けや会場設営などを父母が担当することが多いです。
ほかにも当番制に関係なく、練習や試合会場への送迎、お弁当づくり、試合観戦、保護者同士の付き合いなどが負担に感じられる可能性があります。
ただし、一見デメリットに感じられることでも親子のコミュニケーションが増えたり、保護者同士の絆が深まったりなどメリットになることもあります。
保護者当番の有無はチームにより異なるので、Webサイトや問い合わせにて確認しましょう。当番をこなせる自信がない場合は、当番などがないチームを選ぶとよいです。
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よくある質問
Q. 少年野球の月謝はどれくらいかかりますか?
A. 少年野球チームは2,000~4,000円。野球教室は4,000~7,000円が相場です。チームによっては、スポーツ保険料やイベント費用などを含めて月謝を設定していることから、相場よりも高くなるケースがあることを覚えておきましょう。
Q. 高額な月謝の野球チームもありますがどのような違いがありますか?
A. 小学校や地域の「少年野球チーム」ではなく、「野球教室(スクールやアカデミー)」の場合は月謝が高くなる傾向にあります。野球教室の場合プロが指導する「習い事」であるため、少年野球チームよりも高くなることが考えられます。
Q. 少年野球の道具を一式購入する場合、どれくらいかかりますか?
A. 最初にユニフォームや野球道具一式を購入するためには、5~10万円程度かかります。ユニフォームは基本的に指定品を着用し、グローブなどの道具はメーカーやブランドを指定される場合もあるため、初期費用は高くなるかもしれません。
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